沖田浩之 as 鳥羽軍曹

朝4時起きで車を飛ばして見に行ってきた。
この機会を逃すと、次はいつになるか判らないもんなぁ・・・。


『GAMA ― 月桃の花』　　1996年　　GGS

監　　督：　　大澤　豊
脚　　本：　　嶋　津与志　　橘　祐典
キャスト：　　朝霧　舞 　 川平　慈英 　 平良　とみ   
 　　　　　　　沖田　浩之 　玉木　初枝　　宮里　真助
　

正直、私は沖縄問題について詳しくなかったので、
この映画を見て、とても衝撃を受けた。
『ヒロくんが見たい』などと言う邪まな考えから参加してしまったことも
心から申し訳なくて仕方がなかった。

戦争の痛ましさがとてもリアルに描かれているけれど
これはやはり映画であり作られたものであって、
実際はこれ以上に壮絶なものであったのかと思うと、私には本当に言葉もない。

ストーリーなど詳しいことは公式HPを見ていただく方が語弊がないかと思う。

主演の朝霧舞さんの凛とした母親の演技がとても素敵だった。
（当時、彼女は未婚で『沖縄の母親』を演じるのは相当難しいことだったろう）

そして 、ヒロくん。

―　戦争というものは、人間を狂わせ、変えてしまう。
　　 そういった状況の中で人間の性と言うものが前面に押し出される。
　　 僕はこの役で、歪んだ人間の悲惨さを演じることが出来ればと思った　―

パンフレットでそう語っていたように、「鳥羽軍曹」と言う役を見事に演じ切っていた。
本当にいい役者だなぁ・・・（しみじみ）